雑感保管庫
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■4/2■またも『美鳥の日々』が凄いことに。眼鏡っ娘好きなのは主人公というより作者なんじゃ。
 眼鏡っ娘マンガのマエストロ・西川魯介『野蛮の園』を買ってきました。幸せ〜。しかしまあ、女装した金子くんのかわいさは反則だ。

■4/4■今日は鞠絵ちゃんの誕生日ということで、各所でお祝いが行われています。MARIESTORMさんのリンク集が充実していまして、ありがたく利用させてもらっております。このサイトからは眼鏡好きの香りがぷんぷんと漂っているので、日頃からよく見てます。
■5/2■めがねっこフェスティバル3のサークル案内発送が遅れているのは、わしのせいです。すいません。
 ってことで、やっとサークルチケット用イラストが上がりました。すいません>松本さん。
 で、G-onのゼロです。このアニメ、やっぱりパオさまとゼロに尽きてしまうなあ……。
 ところでゼロが搭載している「乙女チック回路」のモトネタは言わずとしれた『キカイダー』ですが、マンガ版のキカイダーの最終回はけっこう衝撃的です。わしは、デビルマン、マーズなどと並べて、三大びっくり最終回と勝手に呼んでおります。

■5/26■めがねっこフェスティバル3終了〜、と一週間経ってからレポート。なんだか本業のほうが急速に忙しくなってきまして、打ちあげに参加できなかったのが実に心残りでしたが、たいへん楽しく過ごしました。
 当日の本は、なぜか眼鏡研に泊まっていたとしぼうさんONIONさんヒロユキさんにゲスト原稿を描いてもらいました。月姫同人の錚々たる顔ぶれが揃ってて、密かに変な本になっておるのじゃよー。この機会に彼らが眼鏡DNAを発動すれば、世界は安泰。
 当日はなにかとイベントが発生しました。一番は柏木四姉妹A0どデカ!看板に眼鏡入魂したこと。あれだけデカい眼鏡を描いたことは初めての経験で、さすがにビビりました。またアレを持ってきてさらに持って帰るという勇者には、眼鏡の加護があらんことを。
 コスプレ審査員なんてものもやりました。役得〜。最初は審査員席の角度に不満があったのですが、舞台を見上げていると、この角度もなかなかいいことが発覚。横斜め下の角度から見上げるというのはなかなかに新鮮。自分の絵だと絶対に欠かない角度(むずかしいし)だからなあ。
 あ、うさだ変身動画ください>あぴたんさん。
 眼鏡分も大量に補給できて、これでまた半年は生きながらえることができます。ありがとう。

 そして昨日は、なんだか不思議な縁で、めがねっこフェスティバルでコスプレしていたなのさん、mailish眼鏡dayで委員長の中の人などいない方と共にハァハァしてきたあるとたんと、宴会で同席することに。あるとたんの眼鏡へのこだわりには感涙ちょちょぎれまくり。まあ、このオーラでまくりの眼鏡を見れば一目瞭然ではある。こういう方がいる限り、地球は平和です。眼鏡dayの裏話も聞けて、びっくり仰天の一日でありました。

■5/27■うほー、祐巳めがねだー。洗脳(?)した甲斐があったぜ。
■5/28■蓉子さま眼鏡〜。さんざん喚いた甲斐もあったというものだ〜。由乃めがねはここ乃梨子めがねはここにあるので、リリアンめがね揃い踏みまでもう一息。他、洗脳の成果
 で、メガネッ娘AVこと「優等生第二弾」のAVI動画が落とせる模様。絶対にノート見せないからね。
 ところで今週のネギま!は眼鏡っ娘が主役を張ったわけだが……ちとがっかり。まあ結論を出すには早いのでもうちょっと見守ろう。ちなみに毎日葉加瀬さんに投票しているのにちっとも順位が上がらないので悲しんでいるのは秘密だ。

■5/31■マリみて眼鏡急速増殖中。めでたい。リストはここが詳細。あとは令ちゃんとエリりんが足りないくらいか。
■6/2■ええ加減にしいって言われるまで遊んでしまった……。時間ないのにー。
■8/10■コミケカタログ調査、第63回と64回をおこないましたが、驚くべき結果が出ました。詳細は論文にまとめますが、とりあえず速報。過去のデータや調査方法についてはこちらを参照してください。
 眼鏡っ娘は、飛躍的な躍進はないものの、堅実な拡大傾向が続いています。第63回コミケ(2002年冬)は、総数で615カット、率にして1.8%となっており、総数でも比率でも過去最高を記録しています。第64回(2003年夏)は総数で544カット、率にして1.6%と、冬に比べて漸減していますが、過去の水準から見れば高いレベルにあります。
 注目すべきはメガネくんの大躍進です。メガネくんは1992年〜2001年のほぼ10年間、約2.5%と頭打ち傾向を見せていましたが、63回では3.9%、64回では3.6%と、一気に壁をぶち破りました。躍進の大きな要因となったのは、『テニスの王子様』と『ハリーポッター』です。特にテニプリは、第64回のデータでは手塚部長241カット、乾78カット、忍足78カットと猛威をふるっています。これは過去に発生したグー×ハー、三×暮革命などをも霞ませる驚愕のパラダイム・シフトといえます。ハリポタも親世代含めて166カットと、巨大なメガネ君勢力を形成しています。このメガネ君の躍進傾向がこれからも続くのか、一時的なブームに終わるのか、要注目です。眼鏡っ娘もメガネくんに負けないようにがんばりたいですね。

■9/25■べらぼうに更新しておりませんでしたが。ノベルゲーム『ARIA』を作っておりまして、ようやくマスターアップ。ふう。10/5のコミック・レヴォリューション、Q30aにおります。
■10/20■現在発売中の『Comickers』秋号で、メガネ特集が組まれています。22頁にもわたる記事で、ビジュアルも情報も充実しているので、要チェック。特に描き手にとっては有用な情報が多く含まれております。眼鏡の各部名称とか形状のバリエーション辞典とか。菅野博之のポーズ解説もさすが。眼鏡人名辞典にも、ムスカ大佐や鳥坂先輩はともかくタマネギ部隊まで入っているのが笑うが、メガネ君のチョイスは実に絶妙で、そうとう業の深い人が記事を書いたと思われる。特に蘭堂ヒロ@アクロバンチに関する記事を見れば、その業の深さが知れようというもの。
 ともかく、「萌え」を追究するこの連載企画の第一回に眼鏡が選ばれたこと自体、たいへん喜ばしいですね。

■2/23■なんだか放置気味でアレですが。コミティアに行って良質の眼鏡同人誌をゲットしてきて、やらなきゃって気になる。蕗野商事というサークルを覚えた。『眼鏡パノラマゴーゴー』は、愛情が詰まっていていい本だった。わしもがんばろ。
■3/13■『妄想戦士ヤマモト』の3巻がめがねですごいことになっていたというか、目線に消しも入っていなかったけど大丈夫なんでしょうか>関係者各位
■3/20■はいおくが原画を担当するゲームの記事がTech Gianに紹介されているが、5人のキャラのうち3人が眼鏡。一人はむりやり眼鏡にしたと小耳に挟んだり。
■5/8■明日は「めがねっこフェスティバル」なわけですが。最近うわさの眼鏡っ娘といえば、ぶっちぎりで2000たんがお気に入りです。ライダーもいいんですけれど、2000たん。うちのメインマシンも2000Proだし。
 そんなわけでしこしこ2000たん本を準備中であります。USB差し込まれたり、ウィルスに感染したり、強制終了させられたり、マルチタスクだったり、いや、たいへんだ。

■5/10■昨日、めがねっこフェスティバルでうちに足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました。来月は「眼鏡時空」ですが、凝りもせず2000たん本で参加の予定。
 で、終わった後の恒例めがね飲み会でOSの話になって、純国産の「とろん」はやっぱり巫女さんだよなあという話をしていたら、その場にSEの方や国内大手F社のエンジニアの方がいて「超漢字はどうよ」という話に。
 たぶん、こんな漢字、もとい、こんな感じ。

 超漢字の勉強のためにWEBを回っていたら、こんな紹介記事が。多文字が扱えることの例として「スタートレック」や「星界の紋章」の文字が挙がるのはともかく、グロンギ文字が収録されないことを嘆いているのに時代を感じるというか、それはどうよ。

■5/12■純国産だから巫女。足が切れているのは、びーとろんと超漢字のパースがあっていないからさ。わーぷたんと一緒にゲイツ帝国と闘うのだ。
■5/13■3年ほど前にkeyのキャラに眼鏡をかけさせる研究をしたことがあって。古い絵でアレですけども。しかし、この研究結果がクラナドで証明されて、いやはや。
■5/19■へりくつメガネというサイトに行った。ペンネームが「大朋めがね」さん。すごい覚悟のとおり、描いているイラストの大半がメガネ。正しい進化系。
■5/20■眼鏡っ娘について考察された文章からリンクを張ってもらったので、張り返してみる
 とりあえず眼鏡歴史理論として主張しておくべきことは、「眼鏡を外して美人」というパターンは太古の昔から存在したわけではなく、1970年頃に発明されたという歴史的事実である。ここに資料と共に詳細な経緯を書いたので、ご参照いただきたい。この忌まわしき発明が1970年になされたのは偶然ではない。高度経済成長の完了と共に日本の近代が熟成して現代社会へと転換する時点において登場したことに必然性を見るべき事例である。そして歴史的に形成されたにも関わらず「太古の昔から存在する」ように見えること自体、「キレンジャーの錯誤(リンクの「草創期」参照)」と呼ぶべき興味深い事態といえる。
 が、近年、眼鏡っ娘情勢が停滞しているという感覚は広く共有されているし、私自身も危機感を持ってはいる。量自体が増えているのに停滞感が拭えないのは、なぜか。現在の眼鏡っ娘の量的拡大が1995年頃から開始されたことは統計的に明らかだが、この時期に何があったかを考えると状況の整理がしやすい。ポイントはギャルゲーの隆盛である。1995年以降、ギャルゲーの成長に伴って眼鏡っ娘も成長した。特にLeafの躍進が眼鏡っ娘の人気を支えたことは、感覚的にも統計的にも支持できる事実である。現在の眼鏡っ娘もこの「ギャルゲー・パラダイム」に沿って量的拡大を続けている。しかし……この「パラダイム」が持続すること自体が「停滞感」の元になっている。眼鏡っ娘についてのイメージはLeafなどの作品により固定し、だからこそ一定の支持を受ける。それ自体はよいことだ。が、そのパラダイムの力が強ければ強いほど、眼鏡っ娘も含めたギャルゲー界に対して新パラダイムを提出することが困難になる。例えばLeafの新作『天使のいない12月』は新しい眼鏡っ娘のイメージを提出して一部に高い評価を与えられつつ、だからこそ、広汎な支持を得ることに失敗している。私から見れば、新しく、かつ有力な眼鏡キャラクターは近年にも相次いで登場している。『Sins Abell』のアポ、『ロケットの夏』のベルなどは実に秀逸だった。が、作品全体が既存パラダイムを壊すほどの影響力を持ち得ない以上、その秀逸性も既存の枠の中で処理され、以前に存在したキャラの「縮小再生産」と見なされざるを得ない。秀逸なキャラはどんどん登場しているのに、既存のギャルゲー・パラダイムの中で「縮小再生産」と処理される。それが量的拡大にも関わらず「停滞感」が生じる原因となる。むしろ量的拡大が進行すれば進行するほど「既視感」が強まり、古参兵ほど「停滞感」を覚えるようになるだろう。
 結局、眼鏡っ娘が停滞しているかのように見えるのは、眼鏡っ娘自体に問題があるのではなく、パラダイム転換が起こらないという「枠自体の停滞」の問題である。「萌え」の袋小路と言いかえてもよい。実際、見渡してみれば秀逸な眼鏡っ娘は次々と登場している。OS娘の2kたん(E=MC2さんとこの2kたんいいねー)。『Fate』のライダー(ここのサイトのライダーシリーズが実によかったけど、いつのまにか今は2kたん)。今後の注目は、ねこねこの新作『ラムネ』の鈴夏。敢えてひいきする、とりしもさん原画の儚たん。実に萌える。もえ〜。が、彼女たちの秀逸さを以てしても仮に「停滞感」が拭えないとすれば、ブレイクスルーのためにはパラダイム自体を転換するしかない。そしてパラダイム転換は具体的にはギャルゲーパラダイムの終焉、つまり「萌えの死滅」として具現することが予測される。そしてそれがどこからどう生じるのか誰にも予測は不可能であり、そのパラダイム転換が眼鏡っ娘たちにとって幸福であるかどうかも保証の限りではない。

■5/21■ツボを押さえた好記事。『プリティ・ヨーガ』とかヤッタラン副長などの基本(?)はともかく、紙魚子を紹介してくれているのが嬉しいぜ!
■5/22■よい指摘があったので、さらにリンクを張り返してみる
 「眼鏡を外すと実は美人」がアメリカ産というのは、私も具体的な作品を挙げることはできないものの、おそらく当を得た見解だ。そして私の予測が正しければ、その開始の起源は1920年代〜1930年代に遡れるはずだ。というのは、経済史的な観点から言えば、アメリカの1920年代は、正しく日本の1970年代に対応するからだ。具体的には、近代(古典的資本主義−階級対立)の終焉と現代(ケインズ的経済−大衆福祉国家)の開始がここにあたる。「ウーマンリブ」というキーワードも実に的確な指摘であって、日本の場合は特に1968年から1969年にかけての状況が注目される。日本の少女マンガで1970年代に入って眼鏡っ娘が主役になり始めた原因として、1968〜69の政治状況が大きく関わっていることは史料的にも確認できる。そしてその政治−文化状況は、細かい点で様々な相違を含みつつも、大雑把にはアメリカの1920年代にも当てはまると予測している。
 (追記:女性の社会進出が第二次世界大戦後というのは事実誤認と思われる。女性の社会進出が顕著になるのは正確には第一次世界大戦後であり、その影響で女性参政権が認められるようになっていく。日本では同じ経済状況が1970年に生じる。一次大戦時の職業婦人にスポットを当てた『キャンディ・キャンディ』が1970年代に日本で流行したのは、おそらく偶然ではない。)
 問題は、これらの諸仮説をいかに具体的な史料で実証するかである。私の場合は1950年代以降の少女マンガに絨毯爆撃的にアクセスすることによって、日本が1969年に蒙った歴史的転換を明確に実証できるという確信が生じた。同様な成果をアメリカの状況に求めるには、1920年代にアメリカで製作された膨大な量のゴミのような映画に絨毯爆撃的にアクセスするしかない。その実証作業が欠ける限り、これらはいつまでも単なる「仮説」にとどまり続ける。誰か、やってくれー。(というか、最近のサブカル系の論者ってこういう実証作業を欠いたまま、肯定も否定もできない大雑把な「仮説」を垂れ流す連中が多すぎて閉口だ。仮説を提出すること自体は悪いことではないが、それだけじゃ「学」にはならん。)
 ただ、少年マンガに関しては、1970年以前に「眼鏡を取ったら実は美人」という例を見出すことは相当に困難であると言える。私はかなりの量の史料にあたったが、ついぞ発見することができなかった。(男性向けメディアにおいて「眼鏡はずし」パターンがいかに見当たらないかということは、『アニレオン!』作者の葛西伸哉氏も指摘している)。ただ、「ない」ことを証明することほど難しいことはない。ひとつでも反例が出れば、その説は崩れ去るからだ。しかし現時点においては、少年マンガにおいて「眼鏡を取ったら実は美人」というパターンを確立したのは1977年の『翔んだカップル』だと主張する。この作品が同時に「ラブコメの濫觴」であることは、偶然ではない。「少年マンガで眼鏡外しパターンが生じたのは1977年」という説を覆すには、それ以前にこのパターンが確立されていたという実例を提出するだけでよいわけで、その実例が出現するまではこの説以外の諸説を信じる根拠はない。反証が出れば歓迎するし、自分自身でも自説を乗り越えるために史料を漁る日々である。
 ところで、オードリー・ヘップバーン主演の『暗くなるまで待って』に出てくる眼鏡っ娘がかわいいのだが、他の映画には出演していないようで悲しい。

 (追記)さらに気づいたが、「『眼鏡を外したら実は美人』というのは、男性側の見方、男性文化が基本」との仮説には、大きな難点がある。この実証的検討を経ていない仮説を、諸史料は支持してくれるだろうか。私が見た史料群は、この見解を支持しないし、まったく違う見解を導き出す。私の見てきた史料から導き出される見解は、「女性が消費者として自律した時に、「眼鏡を外したら美人」というパターンが市場価値を持つ」というものだ。そして日本で「少女」が市場として自律したのが1970年代だということは少女マンガの形式的変化から実証できる。アメリカ産1920年代説を採るのも、アメリカにおいて女性が市場価値を持つのが1920年代だからだ。
 女性が消費者となったときに眼鏡外しが市場価値を持つことは、「恋愛の市場化」仮説から説明できる。「恋愛の市場化」が日本で1970年代に進行したことは女性史が教えてくれる(例えば恋愛結婚と見合結婚の比率の統計的推移は興味深い)。そして「恋愛の市場化」仮説が有力なのは、少女マンガにおいて1980年代に眼鏡っ娘が衰退したことも説明可能だし、ラブコメの元祖と言われる『翔んだカップル』まで少年マンガで眼鏡はずしが存在しなかった理由も説明するからだ。「男性文化基本」仮説では、諸々の事実の説明に不都合が生じてしまう。
 具体的に、はたして男性は本当に「眼鏡を外して美人」だと嬉しいのか考えてみる。「眼鏡を外して美人」だと解った時に嬉しいという状況は、より一般化すると、「自分に言い寄ってきたブスが実は美人だった!」という事実が明らかになった時に限られる。そのシチュエーション自体が「ラブコメ」であって、ラブコメ発明まで「眼鏡はずし」が存在しないのも当然といえる。そして少年マンガにおけるラブコメが『翔んだカップル』に始まり高橋留美子で開花するのはマンガ史の基本事項である。ラブコメ発明以前、男性主人公は、そもそもブスに言い寄られることなどない。言い寄ってくるのはみんな美人(眼鏡女性も美人)。というか、主人公もヒロインもみんな美男美女。男性文化原理があるとすれば、こちらが基本形態だろう。ここにはそもそも「眼鏡を外す」というエピソードが挿入される契機がない。というか、そもそも男性メディアにおいては「恋愛」自体が描かれることがほとんどなかったことに注意すべきかもしれない。(そう考えると『愛と誠』はやはり偉大なのか)
 この「恋愛」の主題化で想起してよいのは、日本文学史における北村透谷の位置づけである。北村透谷は、尾崎紅葉などの文学を封建的と批判し、「恋愛」を主題化することによって封建遺制を脱しようと試みた。この試みはこの文脈で言えば、「恋愛の市場化による男性文化の否定」である。ここに反省的「近代自我」が誕生すると同時に、男性が自由恋愛市場に巻き込まれる。1970年に少女マンガに起こった「恋愛の市場化と近代自我の発生」は、日本文学史が1890年に経験したこととほぼ同様のプロセスと考えられる
 さて「恋愛の市場化」だが、日本文学史においては1890年以降に約10,000人の限られた知識人を対象に観念的に進行した。高度経済成長を経た1970年代には大衆社会が形成され、女性も市場に巻き込んで数百万人の規模で事実として進行した。そして自由恋愛市場への参入を拒んでいた男性に対しても、ラブコメの誕生から1980年代の高橋留美子を経て、1990年代には「ギャルゲー」という形での巨大な市場が形成されていく(特にその消費者が自由恋愛における弱者であるかどうかは実証的に注意を要すべき事項と直感する)。眼鏡っ娘が女性メディアでは1970年初頭に勃興して70代後半に絶頂を迎えたという事実。男性メディアでは1980年代後半に勃興して1990年代半ば以降から急激に支持を集めたという事実。「男性文化」を「家父長制的」な心性とした場合、それは「恋愛の市場化」を必要としないどころか積極的に否定するだろうという想定。少年マンガは1977年まで「眼鏡はずし」を描かなかったし市場も要求しなかったのに、それ以降は陳腐でありきたりのパターンだと思われているという事実。それら諸々の文脈に「眼鏡はずし」を代入したとき、そこには「恋愛の市場化」に巻き込まれて「家父長制」を断念した男性の弱体化が見えるわけだが、逆に言えば男性が強ければそもそも「眼鏡はずして美人」というエピソードは必要がない。弱い者が、「眼鏡を外して美人」という身勝手な妄想を要求したと言えよう。

■5/23■OSたんオンリーイベントがあるわけだが、超漢字でも参加できるのだろうか。申込フォームのペンネーム欄がデフォルトでとしあきなんだが。とりあえず眼鏡時空には2kたん本を準備中。
■5/24■THE大美人というゲームが出て、巨大少女愛好家の間で大好評(マスコットキャラのAE子が妙にかわいいなあ)を博しているようだが、世の中には巨大かつ眼鏡の少女(=巨大眼鏡っ娘)じゃないと萌えない人もいるらしいことは、ここ2回の眼鏡っ娘ONLYイベントでくまなくサークルを回った人なら知っている。あ、眼鏡時空のサークルリストにもいた。
■5/26■今水中夕。なんのことだか解っちゃった人は愛知県人。そんなわけで、今週水曜(今日ね)の中日新聞夕刊。東京の人は、東京新聞の夕刊をチェック。前からこの4コママンガには目をつけていたのだよ。
■6/12■明日は眼鏡時空3。しかしこれからコピー誌作成開始。セキュリティホールを攻撃される2kたん本予定。
■6/14■眼鏡時空3、うちのスペースに来てくださったみなさん、ありがとうございました。ぼくは、西川魯介さんといちゃいちゃできて幸せな一日でした。数年前までは一緒にカラオケに行くなんてこと、想像もできなかったのに、すごい状況の変化。
(私信)ところでぼくはどちらかというと虹黒にいることが多いので(あちゃー)、参加するとしたら、せっかくだからそういう方向になるかと。OS/2と超漢字によりMe惨殺→美少女ゲイツたん陵辱の流れ。現在の状況だと何かと角が立つのは仕方がないので、描くとしたら全ページWEB公開を前提に仁義を勘案。

■7/21■夏コミ、ここ2年半くらいで描き貯まったコピー誌原稿をまとめて本にします。60枚くらいあった。描きおろしは表紙くらいで、すいません。←みたいな感じで準備中。
 スペースは3日目「A-85b」廃屋譚に委託。生意気にもシャッター脇だ。

■8/8■コミケカタログにおける眼鏡比率調査、最新データ更新。→グラフはこちら
 コミケット65と66のデータを追加した。めがね君勢力は第61回から第65回まで5期連続で増加していたが、残念ながら第66回では減少した。これはテニプリ勢力全体が減少したことが理由と思われる。ハリポタ勢力も衰退フェイズに入っており、これらジャンルの衰退期への移行に伴ってめがね君全体の勢力が減少したと推測される。
 しかしながらめがね君が全体としてはまだまだ高水準を保っていることは確かである。第66回の衰退が一時的なものにすぎず今後も3.6%前後の水準を保ち続けるのか、それとも再び90年代の2.5%水準に後退するのか、今後の動きに注目である。
 眼鏡っ娘は第65回で史上最高の1.81%を記録した。これはLeaf『天使のいない12月』の眼鏡っ娘キャラ透子が63カットと健闘したことが主な理由である。しかし残念ながらその勢いは第66回までは持続せず、透子は15カットと後退、それに伴って眼鏡っ娘全体の勢力も後退した。ただ全体としては2001年冬以降6期連続で1.5%水準を保っており、着実に地力が底上げされていることが看取される。














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