第1講 とりあえずメガネデッサン
第2講 そして縁なしメガネ
第3講 大きい眼に似合うメガネの研究
第3講 大きい眼に似合うメガネの研究
■一般論
いわゆるKEY系のゲームには眼鏡っ娘がほとんど登場しない(らしい)。性格的に眼鏡をかけていてもおかしくないはずのキャラクターでさえ、眼鏡をかけていない(らしい)。
この理由は、おそらくビジュアル的な制約にあると思われる。目が極端に大きく、頬と顎が小さく、上瞼〜鼻の距離が鼻〜口の距離よりも極端に遠い場合、通常の丸い眼鏡をかけさせることは困難である。
そこで提案するのは、90年代後半から流行している扁平型の小さい眼鏡である。これまでは大きな眼には大きな眼鏡という対応関係があったが、ここまで眼が大きくなると、むしろ小さい眼鏡のほうが合わせやすいかもしれない。
実例は左の絵を見ていただきたい。眼鏡の不自然な角度が横顔で明らかになってしまうが、ツルを省略したりわざとデッサンを狂わすなどして対応すれば問題なさそうだ。
他に、『マンションズ&モンスターズ』が提示しているような、フレームが下だけにあるタイプの眼鏡も有力である。下フレームだと、鼻と口の距離の短さが障害とならないからである。
■実作
Kanonから、川澄舞ちゃんである。
Kanonの公式原画・設定資料集を見たところ、眼鏡をかけている名雪のラフ・イラストがあった。が、参考にならない(汗)。
そういうわけで、上記した一般理論に基づいて作成したのが右のイラストである。
眼鏡は扁平型でズラし気味。下のフレームを厚くして上フレームを無くした。要するに、ようやく流行しだしたアンダー・ハーフ・リムである。ツルは画像では見にくいが、耳の位置に合わせるためにぐにゃりとしたデザインにして、上方に向かって湾曲している。
ここまでかなり試行錯誤を重ねたが、結論として、やはりKey系の絵柄にはアンダー・ハーフ・リムでいくのがいいように思われる。大きな丸眼鏡は、いまのところしっくりこない。一番の問題は、丸眼鏡だとブリッジ(左右のレンズを繋いでいるパーツ)の位置が合わせにくいことである。口の位置の高さがネックになる。ただ、ここも研究の余地があり、上手に合わせられる可能性もある。
■実作2
佐祐理と観鈴。どちらにも理論通り、扁平型のアンダー・ハーフ・リムをかけてもらった。やっぱり鼻と口の位置が高くて顎が大きめのデッサンだと、丸形のメガネは似合いにくい。ちょっとズレ気味のベスト眼鏡ポジションを維持する上でも、扁平型の眼鏡はしっくりくるように思う。